IR情報

証券コード:3434 スタンダード市場

株主・投資家の皆様へ

株主の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。以下、当期のご報告等についてご説明いたします。


代表取締役 塚野哲幸

当期(2022年度)の業績

 当連結会計年度における世界経済は、コロナ禍からの回復の動きが見られたものの、ウクライナ情勢の長期化等による原材料・エネルギー価格の高騰、世界的な物価上昇によるインフレの長期化懸念と、これに対する各国中央銀行による金利引き上げ策等が下押し要因となり景気は減速しました。日本経済は、新型コロナウイルス感染対策に係る行動制限の解除を受けて人流が回復する中で、サービス分野を中心に景気が持ち直しました。しかし、夏場以降の新型コロナウイルス感染再拡大や物価上昇、世界経済の減速の影響もあり、緩やかな回復に留まりました。
 当社グループの属する自動車産業は、依然として半導体を始めとする部品調達不足による生産調整や、中国でのロックダウン等による減産、原材料価格やエネルギー価格の高止まり等、生産・販売側面で広範な影響が生じています。
 また、セキュリティ機器事業の関連産業であります住宅設備産業におきましては、2022年度の新設住宅着工戸数は上期ではコロナ禍からの回復傾向が続いていたものの、下期からは戸建の注文住宅、分譲住宅を中心に資材高騰の影響を受けて着工数が減少し、前年度比0.6%減少(約5千戸減少)となりました。
 ロッカーシステム部門につきましては、夏場のコロナ感染拡大が収束した後は、政府の水際対策緩和と全国旅行支援策により国内観光需要がコロナ前の水準まで回復したことでコインロッカーのオペレーション収益が改善し、さらに人手不足による省人化・効率化へのニーズが高まったことでロッカーへの投資マインドが上がり大型物件の特需へつながりました。
 以上の結果、全体では増収増益となりました。

前期比
売上高 62882百万円 17.0%増
営業利益 61百万円 2.4%増

今後の取り組みと次期の見通し

 当社グループは、事業環境の不透明な見通しやグローバル競争が激化する中、外部環境に影響されにくい体質強化を優先課題として、新中期経営計画(2023-2026)を策定し基本方針である「新事業・新商品開発」「収益基盤の強化」「サステナビリティ経営の実践」を、国内拠点及び拡充した海外拠点の生産、間接業務の効率化等の諸施策を通じて、引き続き強力に推進してまいります。

2023年度計画
前期比
売上高 700億円 11.3%増
営業利益 20億円 232.8%増

株主の皆さまへの配当

 当期末の配当金は、1株あたり20円とさせていただきました。これにより当期の年間配当は中間配当10円と合わせて、合計30円となりました。(前期の年間配当は30円) 次期の配当金については、創業100周年の記念配当金10円を加えました年間45円(中間20円、うち10円は記念配当+期末25円)を予定しております。

  前期 当期 次期
(予想)
配当(年間) 30 30 45

2022年度の主な取り組み

① ALPHA HOUSING HARDWARE (THAILAND) CO., LTD.第5工場を増設

 タイのALPHA HOUSING HARDWARE(THAILAND)CO., LTD.では、スマートロック(電気錠)等の生産増加に対応するため、工場を増設し昨年11月に開所式を行いました。
 増設した第5工場では、主に日本国内向けの住宅用電気錠、またその前に増設した第4工場の塗装エリアでは、ロボットを使って搬送と塗装を行い、完全無人化を実現しました。また環境に配慮して、VOC排出抑制に対応した循環型設備となっています。


② セルフベンダーロッカーを利用したSDGsへの取り組み

 食品ロスを軽減できる有意義な取り組みとして、宮城県の新鮮なホヤ、牡蠣、ホタテ、鮭を使った商品の企画・開発・製造・販売を手掛ける水月堂物産株式会社様にセルフベンダーロッカーが採用されました。今回、セルフベンダーを導入することで規格外等の品をお客様に格安で提供できるようになり、SDGsへの取り組みにつながっています。

③ 100周年記念ロゴマークを制定

 100周年記念ロゴマークは、国内外のアルファグループ全社員とその家族を対象に社内公募を行い、社内投票及び審査を経て決定しました。“1”はアルファのコア技術である鍵を、“00”を繋げることで無限大(∞)マークをモチーフにしました。伝統的な鍵の形を残しつつスタイリッシュに描くことで、創業時から変わらない品質の高さと、時代と暮らしの変化に合わせて変化してきたアルファの歴史を表しています。また、無限大(∞)マークの中央に鍵穴をつけ、無限の可能性をアルファのコア技術である「鍵」で切り拓いていくという想いを込めています。ロゴマークを包む、有機的なアメーバ柄は、変化に柔軟に対応するアルファの姿勢を表現しています。
 アメーバ柄のオレンジとピンクという温かい色合いで、ステークホルダーの方への感謝を表現しています。「幸せ」を想起させるカラーとしてピンクを、「活力」を想起させるカラーとしてオレンジを採用しています。

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